アルトコインとは

仮想通貨はビットコインだけではありません。ビットコイン以外の仮想通貨のことを「アルトコイン」(またはオルトコイン)と呼びます。英語では「alternative coin」と書き、それがaltcoinと略されています。alternativeは直訳すると「代替の」という意味です。つまりアルトコインというのは、ビットコインの代替貨幣という意味で、そこから「ビットコイン以外の仮想通貨」を表す言葉として使われています。
アルトコインは日々作られており、1000種類以上あると言われています。そのほとんどはまだ注目を集めておらず、安価に購入することが可能です。
アルトコインの時価総額ランキングを確認するには、Cryptocurrency Market Capitalizationsをチェックすると良いでしょう。上位のものほど安定した値動きをしていることがわかると思います。
アルトコインもビットコイン同様、仮想通貨取引所で購入できますが、国内で取引できるものは20種類前後です。利用可能なウォレットのチェックもお忘れなく。

アルトコイン投資

アルトコインは投資も活発に行われています。市場規模が大きくなったビットコインよりも、成長性や投機性が高いアルトコインを中心に投資をする人もたくさんいます。しかし、多くのアルトコインは技術的にも未成熟な上、市場規模が小さく価格の乱高下が激しいため、初心者は慎重に投資しないと大きな損害を出してしまう恐れがあるので注意が必要です。
また、アルトコインへ投資を検討している人は、詐欺に十分注意してください。「必ず儲かる仮想通貨」などという文句をうたった宣伝を目にしますが、アルトコインで「必ず儲かる」ということはあり得ません。特にまだメジャーではないアルトコインへ投資する場合、システム的な欠陥があるかどうかは誰にもわかりません。アルトコイン投資は慎重に行いましょう。

主なアルトコインの種類

イーサリアム(Ethereum)

イーサリアム

通貨単位:ETH(イーサ)
イーサリアムは、2018年1月時点で、時価総額がビットコインに次ぐ第二位の仮想通貨です。
イーサリアムは2013年にヴィタリック・ブリテンによって設計が始められ、2014年に販売開始、2015年頃から日本の仮想通貨取引所でも取引がスタートしています。2014年にスイスで設立された「イーサリアム財団」という非営利団体によって、イーサリアムプロジェクトが調達した資金を管理しています。イーサリアムには開発者チーム(ETH DEV)は存在しますが、ビットコインと同様に中央管理をする組織は存在しません。
ビットコインが決済システムを主眼に作られたものであるのに対し、イーサリアムの一番の特徴は、「アプリケーション作成のプラットホーム(EVM)」であることです。イーサリアムのブロックチェーンを利用することで、誰でもアプリケーションを作成することができます。そのような特徴から、イーサリアムを「世界のコンピュータ」と呼ぶことがあります。
また、イーサリアムの特筆すべき機能に「スマートコントラクト」があります。これは簡単に言うと「オンライン上の効率的な合意システム」で、ブロックチェー上に取引と一緒に契約を残せる機能です。実生活で行われる契約では、契約書を取り交わし、不履行の場合はそれを証拠として裁判をおこす必要がありますが、このような第三者機関に頼れば必ず費用と時間がかかります。それが、スマートコントラクトを利用すれば、最初の取引が成立した時点で不要になるのです。
イーサリアムを利用したアプリケーションは次々と誕生しています。大企業もイーサリアムを利用したプロジェクト開発を進めていて、今後ますますイーサリアムに注目が集まることが考えられます。
>> ビットフライヤーでイーサリアムを購入する手順

リップル(Ripple)

リップル

通貨単位:XRP
リップルは、電子決済システムに特化したプラットホームです。ビットコインが個人間決済に特化した仮想通貨であるのに対して、リップルは企業間取引や国際取引の決済システムのプラットホームを主な機能としているので「仮想通貨」と定義してよいかは微妙ですが、分散型技術を土台としているので、現在は仮想通貨の分類に入ると言われています。リップルの決済ネットワークの中では、XRPがブリッジ通貨(引換券)としての役割を担い、個人間送金も可能です。またXRPは個人でも購入が可能で、国内取引所でも取り扱われています。
リップルはビットコインのような管理者不在のシステムではなく、リップル社が運営・管理するネットワークで構築されています。そのため決済時間が非常に早く、最短4秒で決済が完了します。
リップルは世界中の銀行と提携して国際送金の改革を行うプロジェクトです。日本国内では、住信SBIネット銀行がリップル社と共同でSBI Ripple Asiaを設立しています。
ちなみにリップル社はニューヨーク州の仮想通貨取り扱い事業者登録(Bit License)3社のうちの1社です。
Googleが出資していることや、世界の銀行で実際に採用されているのを見ると、可能性のある仮想通貨の一つだと言えるでしょう。
>> ビットバンクでリップルを購入する手順

ライトコイン(LITECOIN)

ライトコイン

通貨単位:LTC
ライトコインは、2011年に元Googleエンジニアであるチャーリー・リー氏によって作成された仮想通貨です。
機能的にはビットコインと良く似ていますが、決済スピードが早いことや、総発行数がビットコインよりも多いことなどが特徴です。ビットコインでは取引がブロックチェーンに記録されるまでに約10分かかりますが、ライトコインではそれが2.5分とされています。ただし、取引確認時間がかかるのはセキュリティを確保するために設定されているものなので、時間が短いから優れていると単純には言い難い部分もあります。
ライトコインはビットコインに比べればまだまだ小規模ですが、今後伸びる可能性も十分見込まれる仮想通貨です。

モナコイン

通貨単位:MONA
モナコインは日本発・日本初の仮想通貨です。巨大掲示板2ちゃんねるから生まれ、モナーコインプロジェクトという有志がオープンソースでプログラムを作成・公開しています。名称の由来である「モナー」は2ちゃんねるで用いられるアスキーアートです。開発当初、モナコインはハッシュと呼ばれる関数を解くことで与えられる報酬のコインを競うゲームでした。現在では商品やサービスの購入などに利用することが可能です。

DASH

DASH

通貨単位:DASH
DASHは決済に利用されることを想定した仮想通貨です。DASHはもともとはダークコインと名付けられていましたが、DASHに改名し新機能も実装することで、その後大きく時価総額か上がりました。
DASHとビットコインとの一番の違いは「匿名性」です。ビットコインの取引は、個人情報に紐付かないビットコインアドレスのみで行いますが、ビットコインアドレスは公開情報であるため、特定のビットコインアドレスがどのような取引をしているかは簡単にわかるため、取引の透明性が高いと言えます。対してDASHは高い匿名性を実現しています。DASHはビットコインとは異なり一つ一つの送金を個別に行わず、いくつかの送金をシャッフルして処理します。そのため「誰から誰へ」という記録をわからなくしているのです。
また、即時取引もDASHの特徴です。ビットコインが取引完了まで約10分かかるのに対し、DASHでは取引は即時に行われます。これはinstant sendと呼ばれ、取引時間2.5分のライトコインよりも断然早い送金が可能です。

ビットコインキャッシュ

ビットコインキャッシュ

通貨単位:BCH
ビットコインキャッシュは、2017年8月にビットコインから分裂(ハードフォーク)して誕生した仮想通貨です。分裂時までにビットコインを所有していた人には、同量のビットコインキャッシュが付与されました。
基本的な機能はビットコインと変わりませんが、主な違いはブロックサイズ(取引帳簿のデータ容量)です。
ビットコインのブロックサイズ(取引帳簿)の上限は1MBと決められています。10分に1回取引帳簿が更新され、10分間で1MB以上の取引データは処理できません。ビットコインキャッシュは、そのブロックサイズの上限を8MBまで拡大しています。
ビットコインとビットコインキャッシュは異なる暗号通貨であり、それぞれの運用は独立して行われます。ビットコインは2017年8月にSegwitという取引記録自体の容量を少なくできる仕組みを実装しましたが、ビットコインキャッシュはその前に分裂しているため実装していません。
ビットコインキャッシュはまだまだ発展途上なので、多くある仮想通貨のうちの一つという認識で向き合っていくのがよいでしょう。

NEM

NEM

通貨単位:XEM
NEMはビットコインのような決済システムとしての利用を目指しているわけではなく、ブロックチェーンの更なる活用を目指して開発された暗号通貨で、ユーザーが独自の仮想通貨を作成することができるシステムです。
ビットコインとNEMの最も異なる点は、ブロックを作成する時の参加者の合意形成システムにあります。NEMのブロック作成権利はプルーフオブインポータンス(PoI)、つまりNEMにどれだけ貢献しているかで決まる仕組みで、貢献度はXEMの保有量・取引量・取引相手等によって決まるため、ビットコインのようにマイニング環境を整えられる資本の多い参加者が有利になるものではありません。このPoIシステムは、従来のお金持ち有利の経済から、より自由で公平な経済へと流れを変える取り組みで、それはNEMという名前の由来である「New Economy Movement」にも表れています。

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